青い空、透明な水!
「将!明日の準備できた?」
「うん。大丈夫だよ」
リビングに集まり顔を見合わせて微笑み合い
頷くと、
「じゃあ、夜も遅いしそろそろ寝ようか」
「そうだね」
お互い言葉を交わすと離れ自室に戻っていった。
夜はゆっくりと明け
朝日と共に朝がやってくる。
「お・・は・・・よう・・・・・・」
目を擦るながらキッチンに入ってきたに
2人の兄が挨拶を返してくれた
「おはよう、」
「おはよう、ちゃん」
仕事の雰囲気を残したままの功と
キッチンで朝食を作っている将の挨拶を聞きながら
はキッチンを離れ洗面所に向い
洗顔を見ませると再びキッチンに入ると
功が両手一杯に服を持ち帰ってきたを待っていた。
「今日も選抜の練習なんだよな。だったら、このTシャツと
ハーフパンツの組み合わせでどうだ?」
真っ白で胸元に小さなブランドのゴロが入ったTシャツと
黒色のハーフパンツを手渡されたが
「今日は、私服で良いよ。て、西園寺監督から
言われてるんの」
「私服だな!ちょっと待ってろ」
の言葉を聞いた功が嬉しそうに自室に戻り
再び両手に山の様な量の服を持っての前に
現れ様々な服の上下をに合わせていた。
何十着と合わせていると悩んだ挙句ようやく決まった
という雰囲気でに服を手渡すと着替えてくる様に
指示を出すとは自室に戻りパジャマから
手渡された服を着てキッチンに戻って
将が作ってくれた朝食を食べ始めた。
「将も私服で行くんでしょ?」
「うん。」
時々光るフラッシュの中、将との会話をしながら
食事をしているが
「功兄、そろそろ食べないと冷めちゃうよ」
カメラの静止をかけ朝食を食べる様に言い
兄弟揃って食べて始めた。
暫くして会話をしながら
楽しみ食事を終えると、用意をしておいた荷物を持ち
長兄の功に見送られ家を出る時に
将に何かを手渡すと大きく手を振り見送られた。
普段なら何処かの中学校がクランドで練習を
するのだが今日の集合場所は遊園地だった
電車に乗るために駅に向かい改札口を通ると
数人の顔魅しりに会い、挨拶をして会話の中溶け込んでいった。
「おはよう御座います。水野君、翼さん、黒川君、畑くん」
「おはよう」
口々に言葉を返してくれて、笑っていると
本日の待ち合わせの遊園地の話になっていった。
1つ1つ止まる電車に1人また1人と顔見知りが乗り
車両に人が増え全員揃う頃には下車する駅が近づいてきた。
冷房の効いた車両から下りると
熱気を含んだ風と太陽のキツイ日差しの中
改札口から出ると目の前には遊園地の大きな出入り口が
見え、集合場所であるゲート入り口に向って歩いて行くと
男性の姿が見え、近づいて行くと
選抜チームのGKコーチ、マルコ=フェルナンド=ルイスが
立っていた。
一斉に頭を下げ挨拶すると、笑顔で返され
中に入る様に促され、従業員が立っていない出入り口から
入っていくと、背広を着た中年男性が立っており、マルコを
筆頭にした手段に軽く頭を下げると、合流し
2人の男性を先頭について行くと
太陽の光に反射して光眩しく輝いている水が
視界一杯に入ってきた。
「このプールは来週オープン予定をしているのですが
皆さんに入って頂き、雑誌などの撮影またCM出演をして頂きます」
炎天下の中、長袖の背広を着た中年男性が汗を拭き取りながら
説明をしてくれた。
誰もが予想していなかった言葉に驚き、戸惑っていると
「大丈夫。普通ニシテイレバ良イ」
何時も通りの穏やかな笑顔と声で皆の驚きを取り払り
着替える様に進め中に入っていった。
ただ一人女性のは先ほど説明をしてくれた
中年男性に連れられ女性専用の更衣室に案内され
私服から水着に着替え始めた。
水着を着、その上に薄手のパーカーを羽織ると
皆がいるであろうプールサイドに歩いて行くと
将の姿を見付けると、小走りに駆け寄り
声をかけようと言葉を造り始めたが
「着替え終わったんだね。ちゃん」
少し離れていた所にいた郭に声をかけられ
テレくさそうに笑いながら頷き、郭の近くまで
近寄って行くと、郭の周りに居た若菜と真田に
話かけていると
「お待たせしました。それではプールの説明をさせて頂きます
このプールですが、海と同じ様に波が立ちますので
サーフボードなどで遊んで頂く事もできます。
また、中央の所にあります滝を潜って頂きますと
地下に行く事ができます。地下なんですが、水と氷を
使いまして色々な体験をしてい頂く事が出来ます」
プールの1つ1つを説明してくれ、雑誌関係者などの人々と
挨拶をし終わると、ようやく水の中にがいる事が出来た。
それぞれが自分好みのプールに入っていく中
郭達と一緒に居たは何種類かのプールに目移りし
ようやく、波だ立っているプールに近づき
足を濡らす程度まで入り、水の動きを愉しんでいると
先ほどまで一緒に居た、郭・若菜・真田も
同じプールに入り、潜ったり泳いだりと愉しんでいる姿が
目に入り見ていると、真田がの視線に気が付き
声をかけてくれた。
「ちゃん、水に入らないのか?」
「はい、私はココで愉しんでますので大丈夫です!」
心配そうな言葉に笑顔で対応していると
の後ろから言葉が聞こえた。
「。いつまでそんなカッコしてるわけ?
折角なんだから泳ぐべきだろ」
「翼さん・・・・・」
振り向き、言葉の人物を確認すると
髪の毛や肌など水に濡れていた。
「ほら、行くよ」
片手を引っ張られ、水深のある所まで
引っ張られると、あ、という間にウエストの所まで
水に入り、着ていたパーカーは水に濡れ透けていた。
「あ、あの翼さん。私、その・・・・・」
口ごもりながら、引っ張ている翼に声をかけるのだが
「なに?あぁ、パーカーを脱ぎたいの?
だったら今脱げば」
翼の言葉に、戸惑いながらも濡れてしまった
パーカーを脱ぎ開いている手に持つと
周りに居た人々が一斉に驚いた表情をした。
「あの、なにか?」
手を引っ張っていた翼さえも目を大きく開け驚いて
立ち止まっていたのだが、の首をかしげた表情
を見て冷静さを取り戻し
「、どうしてスクール水着なんだよ」
「ダメですか?」
翼の言葉には自分の姿を見始め、不思議そうに
首をかしげた。
「いや・・・・・別に悪くはないケド・・・・」
あり意味、アル心をくすぐるカッコに視線を外しながら
言葉を紡ぐと再び手を引っ張り首に浸かるぐらいまで
連れて行かれるとようやく引っ張る事を止めた。
「まったく、なんでスクール水着なんか着てくるかなぁ・・・」
ため息交じりの翼の呟きは近くにいたすら気が付かず
首まで浸かった水に遊んでいた。
が、時々来る波と遊んだり遊ばれたりで顔に付く水を
手で落す
翼も翼での姿が誰にも見えない様に水深のある
所まで連れて来たのだが、ここから離れるわけにも行かず
どうすればいいのか頭を悩ましているのだが
誰かの声がかかった。
「ちゃん。こんな水深のある所にいて大丈夫?」
「渋沢キャプテン。はい、大丈夫ですよ」
より身長が高い渋沢はを見下ろすかたちと
なるのだが、当然水から透けるの姿を見ると
から視線を外してしまった。
その後も、藤代や水野がの心配して
声をかけてくれたのだが誰もが渋沢を同じ行動をとり
誰もがから離れていった。
流石に長時間同じ場所に入ればアキがきてどこか違う場所に
行きたくなるの
の姿に戸惑い誰一人近づく事もできず
困っていると
女性の声が聞こえた
「ちゃん!ちょっとコッチに来て貰えないかしら?」
「はい!」
今まで姿を見せなかった西園寺に呼ばれ
水から上がって行くと
「やっぱり、ちゃん悪いんだけど
コレに着替えてもらえるかしら」
紙袋が手渡され、は頷き紙袋を持って更衣室に入っていくと
全体の雰囲気が緩んだようだった。
「さては、ちゃんのアノ姿に必死に耐えていたのねぇ・・・」
緩んだ空気に雑誌関係者もため息を付いているのを
盗み見した西園寺は笑いを押し殺す様に笑った。
「西園寺監督!」
呼ばれ振り向いてみると
水色の上下離れた水着を着たが姿を表した。
「やっぱり良く似合うわぁ」
満足そうに頷き
「ちゃん、もし良かったらあそこに行って
来るといいわ」
指差した方向は滝の所だった。
「話に聞いたんだけど面白い場所らしいわ」
にっこり笑った西園寺に頷き
指の先にある滝の方向に歩き出した。
の行動に気付き慌てて将達が後を
追い滝の中に入っていった。
「滑り台?」
水が流れている滑り台を滑っていくと
水が溜まっている池に落ちた。
もがく様に水から顔を出すと
池から出て歩いて行くと強い風が吹き体についていた
水が乾いた。
更に歩いて行くと氷が連なる部屋に辿り着いた。
氷の寒さを感じながら凍りを見ていると
中にはバラの花やダリアの花などが中に入っていた。
「うわぁ〜凄い!」
氷の近くまで行き見つめ居ていると
同じ様に入ってきた将達が追い付いた
「将!見て。花が中に入っているの!」
指差していると同じ場所を見て
本当に凄いねぇ
と言葉を返してくれ
色々な氷の中に入っている花を見て愉しんでいると
のくしゃみが聞こえ氷の部屋を
離れ次の部屋に進んで行くと
数個の井戸の様な手押しポンプがあつた。
「これを動かせて事かなぁ」
が考えポンプを触っていると
「まぁ、そういう事だろうね」
翼もの考えに同意しポンプを手に持った。
「じゃぁ、さっさと始めようか」
郭もポンプを手に持ち
「そうだな」
後から来た渋沢もポンプを持ち
残り1つは将が持つと一斉にプンポを動かし始めた。
水をくみ上げて行くと少しずつ
足場が上がっていく
何十回とポンプを動かすと
ある程度のところまで上がって行くと
動きが止まり、目の前には扉が見えた。
扉の近くに居た水野と若菜が片方扉のノブを
握ると同時に開いた
今まで暗い所だった場所から
太陽の光が溢れた世界に戻ってきた。
そして、目の前に広がる蹴り台で
滑って降りて行くと滝が流れているプールに戻ってきた。
そんな中、何度となくフラッシュの光を浴びたが
気にもせずこの後も他のプールで遊んでいいた。
一日中貸切のプールで遊び達も満足し
雑誌関係者もCM関係者も満足も行く結果となって
1日は終了した。
その夜、雑誌関係者と共に称も功から手渡された
デジタルカメラでの両水着姿を撮っていたのだが
それを知っている選抜メンバーはの知らない所で
写真の売買が持ちかけられた。